大阪のバレージ

J1リーグ第30節ガンバ大阪vs浦和レッズを観ていた。なかなか面白い試合だったけども、見ていて気になるいつもの事。日本人DFの弱さ。
たまたま観ていたのがこの試合だったので引き合いに出すが、レッズの坪井。スピードがあり1対1に強いDFとの定評だがアラウージョフェルナンジーニョに何度ドリブルで抜かれたか。完全に子供扱い。坪井は日本代表DF(ジ●コに選手を選ぶ目があるかどうかは置いといて)。相手はブラジル人とは言え現役ブラジル代表ではない。
これがワールドカップの本大会となると各国の現役バリバリ代表選手らと対戦しなくちゃならない。先日あったアンゴラ戦に向けての日本代表の選手選考は、新たに代表にフィットする選手を選ぶ機会にしても良いハズなのにケガをしていようが調子が悪かろうがいつもとほぼ同じ選手のみで構成しているので、この先もよほどの事が無い限りはこのままの選手で戦っていくのだろうが、悲惨な結果は目に見える。
Jリーグの中ならまだ気にならないが、「世界と戦う」事を考えれば最低でも身長180センチを超えるDFを並べる必要があると思う。DFは中澤、茂庭以外みんな170台。全ポジションで見ても稲本の181、高原の180くらいか。DF大国と言われるイタリアでも、180センチに届かずも代表選手として活躍できる選手と言えば最近ではカンナバーロ、ちょいと前ではフランコ・バレージ。世代に1人いるかいないかのレベル。
リーチの無さはそのまま、紙一重でボールに足が届くか届かないかの差に直結する。瞬発力、筋力、テクニックでも劣るのならなおさら。トルシエが率いていた頃のように全員でボールを狩り、1対1の局面を無くす戦術があればまだしも、今はブラジル人監督らしく1対1の積み重ねが基本。なのに最近の試合では「4バックとGKみんな170台」のような愉快な事もよく起きる日本代表。・・・やれやれだなぁ。まぁいつぞやの秋田、井原、小村の3バックみたいに180越えてても全員そろって爆発的に足が遅いみたいな事でも困るんだけどね(笑)
あ、ちなみに今日の試合のおいら的MVPはガンバの實好礼忠選手だねぇ。この人も178センチとかだけど無理のあるプレイは絶対に避けて、「ここは当たらずボール持もたせて行かせといてー」みたいな最後の最後のギリギリな所で身体を投げ出す紙一重のタイミングの判断ってのか、ベテランの味だぁね。こーゆー守備のできる人が代表にいる方が、結果的にチームも守れるもんだよね。
って軽く資料を調べにガンバのプロフを覗いてみると得意なプレー「集中力」、好きな選手「バレージ」と。うーんタイムリー。おいらのブログのためにここまで(違う)