電化製品

なんとなく相撲を見ていた。昔から特に好きだったり嫌いだったりはしなかったが、最近どうにも面白くないように感じる。原因としては、やっぱ日本の国技にもかかわらず日本人より外人の方が強えぇんじゃん。って事。
朝青龍はもちろん、モンゴルは旭鷲山やら白鵬やら、ロシアの露鵬ブルガリア琴欧州なんてのもいる。以前からハワイアンは多かったけど、こんだけ外人が上のほうに上がってくるようになると、この先は日本人が手も足も出ないような競技になってしまうような気がする。小さな力士が大きな力士を技で下す華のある時代は昔の事。今や全戦全勝当たり前の横綱はモンゴル人で、技も技でよく見かけるのはブーメランフックばりの掌打(張り手?)でKO、バックドロップなどなどプロレス技かと思うような(笑)
ここはもう、今のような大会は「無差別級」として、階級制にしたらどうだろう。重量級と軽量級に分けるだけで随分見応えのある僅差の試合も増えると思うのだが。まぁ力士で「軽量」ってのもヘンな話だが(笑)それか、日本人のみの大会と、世界大会に分けちゃうとかね。「日本相撲選手権」と「SUMOワールドグランプリ」みたいな。日本プロ野球メジャーリーグみたいな感じ(笑)
だいたい、元々の身体の出来が違うのだからしょうがない。どのスポーツでも黒人系の選手は瞬発力や柔軟性に優れ、白人(特に東ヨーロッパとか)はとんでもないパワーを持ってたりする。ってか体格(骨格)からして違う(笑)
最近よくテレビで見るサッカーやバレーボールなどの団体競技にしてもそうで、どっからどう見ても相手のほうがデカくて強そうに見える。そして見た目通りに高さとパワーで負けてしまう場面もよく見かける。さらに速さや技術でも上回られた場合、手も足も出ない。
「世界最小・最強セッター」つっても電化製品じゃあるまいし(笑)同じ技術があってもっとデカい選手がいればそっちが良いに決まってる。このような競技も階級制にしてみても面白いような気がする。メンバー登録時にチームの平均身長(体重)がナンボ以上なら「ヘビー級」以下なら「ミドル級」とか。それならイタリア、アメリカ、オランダ、ブラジルなどなど強豪国のほとんどはヘビー級で、日本はミドル級王者を目指せばいい。
ああ、サッカーの場合はブラジルあたりもミドルでいけそうだな。まぁ誇りのある国は階級越えてヘビーに挑戦も良いだろうし(笑)
PRIDEのインタビューで田村潔司が語っていたが、自分の理想体重に合わせた階級にしたとしても「外人はさらに−5キロ(笑)」と言うくらい、悲しい事に日本人と世界の体格差は見た目以上に大きい。リングスで「無差別級王者」になった男の言葉は重いね(笑)