優勝決定戦

日本の2連敗とゆーとても愉快な結果になったキリンカップだったが、日本vsペルー、日本vsUAEは見た人も多いと思われるが、もう1つあった対戦、ペルーvsUAEを見た人は果たしてどれだけいるだろう(笑)
結果的に勝ち点でペルー4 UAE4 日本0と、主役となる目論見の日本なぞカヤの外だった事実上の決勝戦ペルーvsUAE(笑)
結果的には引き分けで勝ち点1を分け合った試合だったんだが、内容的にはUAEがペルーを完全に圧倒。両者とも一旦後ろに引いて固い守備からのカウンター攻撃、お互い同じような展開繰り返すミラーゲームのような感じだった。その中でUAEが優勢に立ったポイントは11番、10番、8番の連動性。
スピードがありDFの裏やスペースをとことん狙う11番と、足元にボールを落ち着かせ、11番に的確にラストパスを出せる10番。そして1テンポ遅れてゴール前に飛び出しルーズボールに詰めたりミドルを打つ8番。ほとんどこの3人のみで早いカウンターを仕掛けていた。特にどう見ても8番はイヤらしいフリーランがあるので要注意すべきだと感じた。
そして行われた日本vsUAEの失点シーンだが、少し遡ると、なんでもないボールを処理しようとした宮本とUAEの11番が競り合った所から始まる。
ワンバウンドで跳ね上がったボールの落ち際(簡単に処理できるはずの状況)に入って処理しようとした宮本が、あとから飛び込んできた11番に簡単に競り負けそのままボールをキープされクロスまで入れられた。そこはしのいだが、その後宮本が田中と坪井に、広げた手を中に縮めるサインを出した。おそらく競り合いに負けた事から「もっと3バックを中に絞れ」という意図だろう。
そしてその直後、ボールを受けた11番に田中と坪井の2人とも寄ってしまい、8番が3バックの横から回り込み悠々と抜け出してしまう失点シーンが生まれた。(ラストパスはたまたま10番でなく19番だったけども)素人目に見てもわかるレベルの注意すべき選手にまんまとやられたワケだ。代表のスタッフ誰も、研究すべきペルーvsUAEを見てなかったんじゃないのか?と思うくらいお粗末な結果。
ってか仮想バーレーンつっても、バーレーンのサイドで一旦タメを作る遅いカウンターと、UAEの少人数でシンプルな早いカウンターではサッカーの質が違うのであまり参考にならないと思うんだがねぇ。ようするに大会自体に意味が無い上に恥かいただけとゆー素晴らしい結果になってしまったワケだが(笑)