高速スクリュー

うるぐす」にて、江川さんがその日好投した高橋尚成のピッチングを解説していた。左投げのピッチャーが投げる場合、変化球シンカーは回転の向きから「スクリュー」と呼ばれる。みたいな話をしていた。
つまり右投げか左投げかの違いだけで、同じ種類の変化球なのだが、シンカーには「高速シンカー」とかさらに細かいタイプ分けがあるのに、スクリューはスクリューしか呼び名を聞いた事が無い。
まぁ左投げでシンカー投げれる選手自体が少ない部類なのだろうけど、シュートだって「高速シュート」とかあるし、フォークボールなら挟む指を加減すれば「スプリット・フィンガー・ファストボール」だし、スライダーなんて曲がりを抑えてストレートに近い球速にすりゃ「カットボール」だとか、それって「高速スライダー」とどう違うんだろう?曲がる方向でも「縦に割れるスライダー」だの「ナナメにキレるスライダー」だの、一体どんなサジ加減で区分けされてるんだろう。
たぶん全く同じボールを見てもスライダーと言う人もいれば高速スライダーと言う人もいるしカットボールと呼ぶ人もいるような。うーん。ものすごくあやふやだ。
そう考えると、名前が1つだけに固定されてる「スクリューボール」ってのは偉大な存在なのかも知れない。ってかいちいちそこまで細かーく分類しても面倒だからもう「真っ直ぐ」と「曲がるの」って分けちゃえばいいんだよ。
あ、でも「ムービング・ファストボール」って変化するストレートとかもあるしなぁ。「曲がる真っ直ぐ」って日本語すげぇおかしくなるなぁ。
うーん。野球って難しい(笑)