ウルフルVVV

ウルフルVVV [DVD]
これまで発売されたウルフルズのPV集DVD3本に副音声としてメンバー本人による解説を新たに入れ収録したBOXセット。デヴューからこれまでのウルフルズの軌跡をPV映像で振り返る事が出来る。いつものお店で見かけた瞬間、即購入。
ウルフルDVD
1本目はデヴュー曲「やぶれかぶれ」から「借金大王」「ガッツだぜ!!」「バンザイ〜好きでよかった〜」とウルフルズが初期の段階から一躍、爆発的な存在感を残す名曲が収録されている。ガッツやバンザイなどは今になっても色あせる事無いが、これらがシングルとして発売されたのがもう10年近く前の話になってしまうのかと思うと、当時10代ど真ん中で青春を謳歌していたおいらを思い出すとかなり遠い目になってしまうね。年食ったもんだ(笑)
なぜかキ●タマをつかんだまま堂々と2列縦隊で行進しながら商店街を歩き通す「すっとばす」や、若き日の渡辺真里奈すぁんが出演している「さんさんさん’95」などが特においらのお気に入りだ。
しかしPVと言ってもメンバーその他の小芝居が優先されて曲自体が止まってたり、元々の楽曲がほぼBGM扱いのように見えてしまうくらいインパクトのある映像になってしまうあたりがウルフルズPVの良い所・・・なのだろう(笑)
ウルフルV[中] [DVD]
2本目は「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」「A・A・Pのテーマ」「あそぼう」と、ウルフルズの音楽に対する根本的な姿勢、素直な気持ちがよく現れたような楽曲が続き、さらにその気持ちを決意として固めるように「それが答えだ!」「しあわせですか」「まかせなさい」等が収録されている。カッコ良く言えばウルフルズアイデンティティーとも言えるのがこの2本目だろう。しかしマジメくさった作り方はせずほぼおバカ路線で進めるあたりがまたウルフルズらしい。でも最後の「そら」で笑い無しにしっかり聴かせてシメるあたりがカッチョいいなぁ。
ちなみに「ツギハギブギウギ」「そら」が当時の都合上1本目とだぶっているあたりご愛嬌(笑)
ウルフルV3 [DVD]
3本目は金より車より見た目より心意気の「いい女」、ハードに決める「ヤング・ソウル・ダイナマイト」、全てを許す全肯定ソング「ええねん」をはじめ、「夢」「明日があるさ」「笑えれば」「愛がなくちゃ」等、今までと一転してかなり大人になったイメージのある楽曲が並ぶ。味と深みを増したPVを見る事が出来る。一時期ジョン・B・チョッパーが抜けていた時期があるのもこの頃で、3人のウルフルズを楽しむのもまた一興(笑)
地味に続けてきたメンバーの小芝居がじわじわ上手くなり、一世一代の名演技で主役をつとめたケイスケと、えらい男前に見えるサンコンが最高に味のある「笑えれば」が最高にお気に入り。
そんなこんなで笑いあり、シリアスあり、ホロリあり、ポロリもあり(謎)の3本。しかも全曲、メンバーが当時を振り返りながら大爆笑トークで解説を入れている副音声バージョンで2回楽しめるボリューム満点のBOX。
ファンじゃなくても間違いなく買ってOK。ってかこれ見たらウルフルズ好きになるだろうなぁ。オススメなのだ。