Jリーグ第3節東京Vvs千葉1

KISS?

日曜日の話だが、昼ごろ目覚めた後のんびりサッカーを見た(BS−iだったかな?)。久しぶりにゆっくり見れた。やっぱJリーグは良いなぁ。チームによって監督の意図がわかりやすいあたりが戦術志向のおいらには最高。
他の歴史ある海外リーグなどは、クラブごとに伝統としてのサッカーが定着している事がよくある。バルセロナなどは美しく魅せる攻撃サッカーを常に意識しているし、選手、監督が変わってもその根本的な思想は変わらない。サポーターも「攻めるバルサ」を常に求めるだろうし、もしその誇りを捨てて守りに入ろうものならサポーターは暴動ものだろう。けっこー長い付き合いの某バルサ狂がいるが、たまーに攻める事もままならないまま負けようものなら怒り心頭プッチンプリンだ(笑)
逆にまだ10年そこそこで歴史の浅いJリーグには、それほど伝統と言えるほどの概念を持ち続けているチームはほとんど無い。強いて挙げれば鹿島の4−4−2くらいのもの(一時期3バックを試みて大失敗した時もあったが)で、監督が代わっていくごとにチームの概念も移り変わっていくチームがほとんどである。
日本人の生真面目な性格もあるのだろう。上司(監督)の言う仕事(戦術)に忠実に従い、そのままに表現する。そのため監督の目指すチーム作り次第で、去年までひたすら守りのチームが1年で超攻撃的チームに変貌したりもする。それほど突出した能力を持つ選手がいるとは言えないこのリーグにおいて、戦術に勝敗がかかる比重はとても大きいと言えるし、そこで歴戦の監督たちがどのような闘い方を残して行くのかを見るのが楽しいのだ。
ぶっちゃけ、戦術面の面白さだけを見れば他の海外リーグよりも断然Jリーグが面白いと思う。世界レベルのDFを並べた守備陣を、人間離れした能力でこじ開けるサッカーを見たいのであればセリエAを見ればいいし、リズミカルで軽快なビューティフルゴールを見たいのであればスペインリーグを見ればいい。チェスや将棋のように一手一手の戦術が見たいのならJリーグだ。・・・と思うよ(言い切れ)